基本的人権は、私たちが生きていく上でとても大切な権利がたくさんあります。また基本的人権は、その権利によって細かくわけられています。ここで基本的人権について紹介します。 基本的人権ってなに?全ての人が一人の人間として人生をおくり、生まれながらもっている大切な権利です。他の人と関わりを結ぶにあたって、最大限に人権が尊重されなければいけません。 また、「基本的」とはとても大切な言葉であり、少し難しいですが、憲法に保証がされていなくても権利を奪われたりなくなったりはしないという意味をもっています。基本的人権には、より多くの重要さが含まれているということがわかりますね。日本の三大原則 学校ですでに勉強した子どもたちはたくさんいると思います。三大原則について理解するのは少し難しいと思います。日本国憲法では、国民主権(主権在民)、平和主義、基本的人権の尊重の3つが日本の三大原則としています。基本的人権とは、日本国憲法の柱の一つなのですね。
基本的人権にはこんなにも種類がいっぱい基本的人権は、細かく分かれています。その中で大きく7つの項目として紹介します。 1. 包括的基本権包括的基本権には、「幸福追求権」と「基本的人権の永久不可侵性(永久に侵害してはならない基本的人権)」があります。幸福追求権は、個人の尊重の保障、プライバシーの権利、平和的生存権など、私たちが生活をする上で欠かせない大切な権利です。この基本権から、さらに多くの権利がたくさん生まれています。 <新しい権利> 2. 自由権国家から何ごとも強制されずに、自由にものを考え、自由に行動ができる権利です。自由権には、「精神の自由」「経済活動の自由」「人身の自由」があります。 <精神の自由> また、学問の自由とは、研究や講義など学問的な活動において自由に学んだり発表したりすることができることです。 精神の自由は他にも、外面的な精神活動の自由や集会の自由、結社の自由(誰でも団体を結成できる自由)、通信の秘密があります。 <経済活動の自由>
現在は、公共の福祉に反しない限り、居住・移転、職業の選択を自由に行うことができます。 財産権とは、その名の通り財産に関する権利です。経済的な自由権の一つです。 3. 平等権平等権とは、すべての国民は法の下に平等であり、人種、信条、性別、門地などにおいて、政治的・経済的・社会的関係において差別されない権利になります。簡単に説明をすれば、私たちが生きていく上ですべて平等にしましょうということなのです。平等権には、「法の下の平等」「個人価値の平等」「家庭生活の男女の平等」「選挙権の平等」にわけられます。 <法の下の平等> <選挙権の平等> 4. 社会権社会権とは、私たちが社会を生きていく上で、人間が人間らしく生きるための権利です。社会権には、労働者の生存を確保するために認められている「労働基本権」や「社会保障を受ける権利」「生存権」、私たちが自由に勉学をしたり、等しく教育を受けたりすることができる「教育を受ける権利」、他にも「勤労の権利」「居住権」があります。5. 平和的生存権平和的生存権とは、平和に生活をすることを認め、保障される社会を目指す権利です。実は、未だにはっきりとした内容とはなっていないようです。この平和的生存権は、「幸福追求権」に含まれます。6. 参政権参政権とは、政治に参加する権利のことです。また「市民権」の一つであり、代表されるのは「選挙権」になります。 <選挙権> 7. 受益権受益権とは国務請求権ともいいます。私たち国民が、国家に対して給付や制度の整備などを要求する事ができる権利です。受益権には、「請願権(意見や要望、苦情の要請を行う権利)」「裁判を受ける権利」「国家賠償請求権」「刑事補償請求権」があります。 |